tea room

ティールームの歩み

 ティールームの歴史を、年表と共に振り返っていきます。

●2024年  
5月某日 通話が可能な創作サーバーを作りたいという目的のもと、管理人4名で『通話鯖設立準備会』を立ち上げる
5月26日 サーバー『ティールーム』を設立(名付け親:郁未さん)
5月28日 初めての招待リンクを発行
6月1日 初めての「夜のお茶会」を開催
6月6日 お茶会運動場が開場。ラジオ体操が流行り出す
6月7日 音楽室(今の視聴覚室)が開室し、動画鑑賞が流行り出す
6月11日 ゲーム部が発足し、ガーティックフォンで遊ぶ
6月14日 知る人ぞ知る『ナイトティータイム』が爆誕
夏頃 ワンドロ、ワンライ企画が盛んに開催される
8月8日 初めての「お茶室ラジオ」(おちゃラジ)を開催
10月頃 Among Usの会、絵チャットなど、ゲーム部で活発な活動が行なわれる
9月18日 「進捗どうでしょう」が立ち上がる
秋頃 「最近あったこと」が疑似Twitterとして運用され始める
10月30日 「わたしの創作論」を開催したところ、創作論が次々と生まれる
11月1日 「ティールーム日めくりカレンダー2025」の企画を立ち上げる
11月12日 「音楽室」が「視聴覚室」に改められる
11月15日 初めての「お茶会オンライン原稿合宿」を開催
11月16日 「ハッピーログ」を導入する
11月28日 多目的ホールで「語彙力向上研究会」をやってみる
12月28日 忘年会2024・新年会2025を開催。皆で年越しをする
●2025年  
1月27日頃 創作ティータイム(同人誌)の企画が立ち上がる
2月5日 疑似スペース企画をもとに、「お茶会ステージ」を建設する
2月12日 「せんでんばん」を設置する
2月19日 多目的ホールで「テンと改行を考える会」を開催する
春頃 多目的ホールでアニメや映画や動画の視聴会が盛んに行なわれる
3月26日 多目的ホールで「小説変換コンバーター会」を開催する
4月1日 創作ティータイム(同人誌)の参加者が確定し、企画が走り出す
5月26日 サーバーが開設されてから1年が経過する
5月28日 招待リンクを初めて発行してから1年が経過する
  創作ティータイム(同人誌)第1号「日常」を発行する
6月 ティールーム公式ホームページの企画が進んでいく

 2024年5月某日、後に管理人となる有志4名が、「通話が可能な創作サーバーを作りたい」という目的のもと、DiscordのDMグループにて集結しました(ちなみに名称は「通話鯖設立準備会」です)。サーバーのルールはどういったものにするか、どんな通話部屋があるといいかを話し合い、5月26日、管理人のひとりである山内リリがサーバーを設立しました。サーバー名『ティールーム』の名付け親は郁未さんで、アイコンはいらすとやです。

 5月28日、初めて招待URLを発行しました。当初の加入者数は、山内リリの想像よりも遥かに多かったため、驚きました。数十人が一度に押し寄せたことで、Discordくんが管理人用チャンネルに「なんかヤバいよ!」みたいな通知を出してきたことが非常に印象深かったです。あのアラート、インパクトありすぎるんよ。

 それから夏頃までは、穏やかな日々が流れていったように思います。その間、利用者の意見をきっかけに定例イベント「夜のお茶会」を設けたり、お茶会運動場でラジオ体操をしたり、音楽室(今の視聴覚室)で動画鑑賞をしたり、ゲーム部が発足してガーティックフォンで遊んだりと、ティールームらしさが徐々に形成されていきました。雑談掲示板では、利用者が随時、雑談部屋(今の談話室)にいつごろまでいるよと声掛けをしたり、投稿者の推しジャンルに関する情報を発信したりしていました。作業部屋1は毎日のように稼働していたように思います。

ナイトティータイム

物語をさあ始めましょう 今夜もそろそろオンライン
休日の夜のティータイム 優雅にお邪魔します

* * *

まずは飲み物 ココア コーヒー 紅茶 牛乳
名前が言いにくい しゃれた謎のドリンク

次は食べ物 ケーキ クッキー ナッツ ポテチ
塩辛いやつとか 惣菜なんかもいいね 美味しい

今日は誰が来ているのかな
ただただいてくれるだけで 楽しいな

物語は今 最高潮 私もあなたもオンピーク
おしゃべりしながら描く線 紡ぐ文 読むページ

* * *

おもしろいこと 思い付いたから話す
沈黙も笑いも全部 共有できる 素敵だね

誰かの声が 耳に届いた瞬間
その誰かが何処かにいることを感じる 尊い

ひとりでも ひとりじゃないよね
同じ月に照らされて 息を吐いて

物語はまだ終わらない 私とあなたで語り合う
明日が来るまでもう少し 今日を楽しみましょう

* * *

さあ何書こう エディタ開いてみたけど
この前の続きが まるで思い浮かばぬ 大ピンチ

とにかく書こう 後で直せばいいよね
意外と上手いこと進む 書くの楽しい わかりみ

文字数 増えて減って増えて
今夜も創作ができて すごくえらい

物語はまだ終わらない 私が私を語り出す
明日が来るまでもう少し 今日を楽しみましょう

* * *

推しのイラスト この世にひとつ増やそう
ラフ 下書き ペン入れして あとは色塗り 難しい

とにかく塗ろう 「元に戻す」は文明
進んでは戻して進む 描くの楽しい わかりみ

ペンを持つ手が止まらないね
今夜も創作ができて すごくえらい

物語はまだ終わらない 私があの子を描き出す
明日が来るまでもう少し 今日を楽しみましょう

* * *

「顔だけでも」って 漫画にチャレンジしたら
推しが喋り動き笑う もしや傑作? そうかもね

あと数ページ けどもう公開したい
我慢して描いたら もっとすごくなるかも わかりみ

漫画作品 ひとつ 増えた
今夜も創作ができて すごくえらい

物語はまだ終わらない 私の魂 ペンで描く
明日が来るまでもう少し 今日を楽しみましょう

* * *

始めた企画 予想よりも大変で
スケジュール管理にメール その他諸々 忙しい

完成したら みんなきっと喜ぶはず
諦めず続けていこう 少しずつでも わかりみ

情熱 絶やさずに 進んで
今夜もすごく頑張ったよ とてもえらい

物語はまだ終わらない 私が私である限り
明日が来るまでもう少し 今日を楽しみましょう

* * *

今日もお仕事したら 一日が溶けた
熱々の紅茶に入れた 砂糖みたいに

おうちに着いた 安心したら疲れた
風呂 ごはん 歯磨きしたら すごく疲れた おつかれ

寝る前に 少し 声聴こう
今夜はたくさん休もう とてもえらい

物語はまだ終わらない 私は大きく息を吸う
眠気が来るまでもう少し 今日を楽しみましょう

* * *

集中すると すごく捗るのはなぜ?
そりゃすごく集中してるからじゃないかな
当たり前

夜が明ければ 家事に仕事に学業
サステイナビリティ 意識していきたいね 重要

気付けばもうこんな時間だ
みんなとわいわい過ごせて 楽しかったな

物語はまだ続くけど 今夜はそろそろオフライン
明日が明日であるうちに また明日会いましょう

 『ナイトティータイム』(作詞および作曲は山内リリで、YouTubeに掲載中)は、梅雨くらいに制作した記憶があります。運動場や音楽室があり、校歌(?)もあるなら、ティールームはもはや学校と言っても過言ではないのでは? とすれば、管理人は教諭? いや、ちょっと強めの権限を有するだけの、利用者の一人に過ぎません。山内リリも利用者のひとりとして、毎日のようにティールームに入り浸り、作業通話に勤しみました。

 メンバー数は徐々に増加していき、毎日のように通話する人もいれば、時折『創作ティータイム』に書き込みをする人もいました。夏になると、ワンドロ・ワンライ企画や、お茶室ラジオ(おちゃラジ)が開催されました。第2回おちゃラジは晩夏の3時間スペシャルとなり、我ながら「何かすごいことをしでかしてしまったな」と思ったものです。

 いつ頃から用いられ始めたかは記憶が定かでないのですが、「サイレントルームに己を収監」「自己収監」という言葉を山内リリは大変に気に入っています。というのも、10月頭までに間に合わせたい原稿があり、その作業を進めるために、9月(特に最終週)はサイレントルームに自己収監しまくっていたのです。創作活動とは孤独な作業であるため、誰かと時間を共有して楽しくおしゃべりをしながら取り組みたい。しかし、そう悠長なことを言っていられない場合もある。他の部屋で歓談に興じているであろう人を横目に、己を収監する。……そういうことも、時には必要なのであります。

 秋が本格化した頃には、ゲーム部が活発な活動をしたり、「進捗どうでしょう」で互いに進捗を覗き合ったり、『創作ティータイム』の第1回「最近あったこと」がTwitterのような運用をされ始めたりと、他のサーバーとは決定的に異なるティールームらしさといえるものが、より一層深まってきたように思います。この頃、山内リリは通話を通して「円滑なコミュニケーションとは何か?」について深く考察する機会があり、個人的にも大きな学びがありました。書籍を幾つか読んで「ハッピーログ」の概念を知り、ティールームに導入したところ、結構好評っぽかったので割とハッピーです。8点。

 「わたしの創作論」も結構流行った印象があります。創作論についての持論をテンプレート通りに述べるというものなのですが、各々が各々の創作について生き生きと語るこの企画は、投稿の全てにコメントを残したいなと思わせられました(ので、山内リリはそうすることにしております)。

 秋と冬の狭間の頃合いには、「第1回お茶会オンライン原稿合宿」を執り行ないました。学校の時間割のように原稿合宿のスケジュールを広くゆるめに組んでおき、そのスケジュールに生活リズムを合わせてみたり、作業のタイミングを合わせてみたりする、という企画です。利用者それぞれの生活スタイルに合わせて、無理なく楽しく取り組めたのではないかなと思っています。

 秋が駆け足で過ぎ去り、冬がやってくると、山内リリは唐突に「日めくりカレンダーやりたい!」と思い立ちました。365日分の、ガチ日めくりカレンダーです。参加者を募り、不足分は山内リリが補填することとしました。全て手書きのテンプレートは、何とか12月中に配布することが出来ました。このトピックを書いている2025年6月現在、山内リリは毎月20首ほどの短歌を補填として制作しております。7月以降の枠にはまだ結構な空きがありますが、予想していたよりは仕事量が少なくて済みそうです。まだまだ募集中で、来年以降もやろうと思っていますので、奮ってご参加下さい! 是非是非宜しくお願いします!

 そうこうしている間に時は過ぎ、クリスマスなんて仕事をしていたら終わってしまいました。ティールームの皆さんと共に年越しをし、「あけましておめでとうございます」を言って2025年が始まりました。オンライン原稿合宿の時のように、忘年会と新年会を開いて、ゆるりと創作活動に浸る時間を設けたのですが、これまた利用者それぞれのスタイルで参加してもらえたように思います。

 1月も終わろうとしている頃合いに、古き良き同人誌の影響を受けた利用者さんの発言をきっかけとして、『創作ティータイム』(同人誌)の企画が立ち上がりました。「あれもやりたい、これもやりたい」を実現しようとあれこれ頭を捻らせた結果、最終的には合同誌と個人誌10冊で合計11冊もの同人誌が生まれました。発行までの経緯については、発行に関する報告書に紙面を譲ります。有志の参加者の方々の多大なご協力のおかげで、企画が本格始動してから2か月足らずの5月28日、無事に『創作ティータイム』(同人誌)を発行することができました。

 そして、2025年6月現在。ティールームの利用者はbotを含めなくとも100名を超えています(正直、かなり驚いています)。1年ほどでここまで大きな規模のサーバーになり、目立ったトラブルもなくやってこられたのは、ひとえに利用者の皆様のお陰です。これからもそれぞれのペースに合わせて、持続可能な創作生活を楽しんでいきましょう!